2009-10

読書

水車館の殺人

綾辻行人の「水車館の殺人」 講談社文庫 実は澁澤龍彦が評価した小栗虫太郎の代表作である「黒死館殺人事件」を少し前に読み始めたのだけど、そのあまりのぺダントリーに辟易して読むのを中断してしまった。日本にあるとは思えない古城のような洋館で次々に...
歴史

オオクニヌシ

梅原猛の「オオクニヌシ」 文藝春秋 最近、仲間内で神話の話で盛り上がったことがあった。ちょうど芸術新潮10月号に梅原猛が編集する古代出雲王朝の特集があり、梅原猛が出雲各地を訪れて解説をしているのだが、梅原節はもとより写真が素晴らしい。驚くべ...
日常の写真

おとぎの城

この絵の作者は誰でしょう?安野光雅?ちょっと画風が違う。パウル・クレー?似てるけど・・・ 実はこれはニコン顕微鏡写真コンテスト受賞作のひとつ。 顕微鏡写真に浮かび上がる自然の精巧な美しさは、いつも僕を畏怖の念に陥れる。でもこの写真には精緻と...
読書

入笠山

24日(土)に入笠山に登ってきた。入笠山は南アルプスの北側にあり、標高は2,000mに少し足りないけど、360度のパノラマと6月のスズランでハイカーに人気の山である。 ゴンドラを使えば入笠湿原まで直行できるが、我々は沢入という標高1,500...
読書

超哲学者マンソンジュ氏

マルカム・ブラッドベリの「超哲学者マンソンジュ氏」 平凡社ライブラリー 1960年代、知のメッカパリに登場し、ロラン・バルトの薫陶を受け、ポスト・モダニズムの金字塔「文化行為としての性交」を世に問い、忽然と行方をくらました謎の思想家アンリ・...
日常の写真

オリオン座流星群

昨日の夜12時頃にマンションの外に流星群を見に行ったのである。見えませんね、これが。一度見えたような気がしたのだが、幻だったかもしれない。 明け方が一番見えるという報道を聞いたけど眠ってしまった。でもこういうときは、自然に起きてしまうのであ...