2009-08

読書

下剋上の文化

横井清の「下剋上の文化」東京大学出版会 この本は表紙に惹かれて借りてしまった。表紙に使われた写真は武悪(ブアク)の面である。この本では武悪を、下剋上の時代を生き抜いた狡猾で俊敏な反逆の庶民の代表として位置づけている。武悪面は後に鬼神面に転用...
読書

美の死

久世光彦の「美の死―ぼくの感傷的読書」(ちくま文庫) 久世光彦がその少年期を過ごした時代と僕の時代とはもちろん時代が違うのだが、それよりもやはり興味の対象が全く違う。久世が好んで読んだのは、太宰治、中原中也、ランボーそして江藤淳。その時代の...
山の写真

西沢渓谷

土曜日に山の会で西沢渓谷に行ってきました。 塩山駅から地域のバスで1時間ほど揺られると西沢渓谷入り口に着きます。渓流沿いに様々な形の滝やつり橋などが連続する渓谷を、2時間ほど歩くと終点。昔木材の積み出しに使われたトロッコの線路が残る道を、2...
日常の写真

帰省

家族を連れての帰省ではなく、所用で19日から実家に帰ってました。 久しぶりの福岡ですが、冷夏の東京よりかなり暑かったです。いつも帰省したときに思うのは九州の鉄道各社のセンスのよさです。例えばJR在来線の車両でさえ、座席のデザインが特急並みに...
読書

ビジネス・インサイト

石井淳蔵の「ビジネス・インサイト」岩波新書 池田信男が彼のブログで取り上げていて面白そうだったので読んで見ました。新しいビジネスモデルが生まれるときに働く知のメカニズムを石井淳蔵が考察したもので、その基本となる考えはマイケル・ポランニーの暗...
日常の写真

奥多摩散歩

犬塚勉の展覧会が8月いっぱいなので、珍しく夫婦同伴で奥多摩の「せせらぎの里美術館」に行ってきました。 美術館は奥多摩線の御嶽駅と川井駅の中間にあるので、御嶽駅から川沿いに歩いていきました。駅に手書きの「せせらぎの里美術館」へのルート図が張っ...