カメラ雑感

僕が山に登る時はストックを両手に持ち、カメラは肩から袈裟懸けにします。唐松岳では、このむさ苦しいスタイルで新レンズを始めて使った訳ですが、大き目のストラップに換えたこともあり、大きさや重さの増加はそれほど気にはなりませんでした。ズームレンズとしては期待以上の描写性能があると思いましたが、構図はまだまだ研究が足りません。要するにまだ使いこなせていません。

今回、雨が降ったり止んだりの変わりやすい天候だったので、じっくりカメラを構える余裕はなく、ストックを置いて構えたら即シャッターという感じでした。でも時間があれば良い写真が撮れるものでもなく、やっぱり直感が大事だと思ってます。

そういえば、リコーの高級コンパクトカメラGR DIGITALの3代目、GR DIGITAL IIIが発表されました。驚いたのは、その宣伝を細江英公がやっていることです。細江英公といえば、僕にとっては三島由紀夫や土方巽という大物を題材に革新的な写真集を発表した伝説の写真家であり、既に歴史上の人物だったのです。その歴史上の人物が歴史から蘇り、カメラの宣伝をしているということが、不可解な感覚なのです。まるで坂本竜馬がビールの宣伝をやっているような感じで、ちょっとなじめなかったですね。自分の勝手な思い込みに過ぎないのですが。

コメント

  1. Mr.x より:

    GR DIGITAL III がでたんですか!
    さっそくRICHOのサイト見てみます。
    Ⅱは持ってますが、発色はやはりデジイチ(高級な)だと思う。
    なにせ、紫が出せない。

  2. artjapan より:

    レンズを買うときに、接写ができる画質の良いコンパクトを併用するというオプションも考えました。その時にGR DIGITAL IIもチェックしましたが、画質と接写はともかく、28mm相当なので候補から外しました。

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