2009-02

歴史

大和三山の古代

この本は上野誠が古代の時代から記紀や和歌の舞台となった、大和三山にまつわる物語や思考をまとめたものです。大和三山とは、飛鳥の地をとりかこむように存在する香具山、耳成山、畝傍山を言うのですが、実は最も高い畝傍山でさえ、200mに達しない低山な...
読書

レヴィナス 何のために生きるのか

どんな難解な思想もひとことで言い切ってしまう内田樹が、とたんに持ち前の明晰さを失うのが、レヴィナスを語る時です。 きっととてつもない問いが隠されているのだろうと思ったので、レヴィナスに関する一番分かりやすそうな小泉義之の本を借りてみました。...
音楽

Daylight Concert 

会社のビルは六本木一丁目駅に直結しているのですが、今日のお昼、駅とビルの間の狭い空間で無料コンサートが開かれたので、しっかり鑑賞させてもらいました。 出演者は、キーボードが秦万里子さん、バイオリンが若手の真部裕さん、それからまりまり?という...
山の写真

高見石

14日から15日にかけて、雪の八ヶ岳に行ってきました。 初日は渋温泉泊まりというちょっとお気楽なスタートですが、二日目は黒百合ヒュッテから中山、高見石を経由して渋温泉に戻ってくるという結構忙しいルートでした。 初めての雪山ということで、眼い...
日常の写真

神道の成立

「神道の成立」は、高取正男が昭和54年に発表した著作です。題名からは、太平洋戦争でイデオロギー的根拠として利用されたいわゆる「神道」の歴史的成立過程の話かと思われそうです。しかし高取の関心はむしろそれ以前、古代から連綿と続く民俗的な習俗、ア...
日常の写真

K-20

「回想の江戸川乱歩」を読んだ影響で、乱歩をまた読みたいなと思っていたところに、高校時代の友人から映画の「K-20 怪人二十面相・伝」が面白いから見るべし、とのメールが飛び込んできたので、遅ればせながらも先週映画館に足を運びました。 実は友人...