2008-08

アート

ひらがな日本美術史1

橋本治の「ひらがな日本美術史1」(新潮社) この本は、橋本治が14年に亘って芸術新潮に連載した内容を、7巻にまとめたものの第1巻目です。日本美術の通史(意外に結構珍しい)となっているのですが、もちろん縦横無尽に橋本流の解釈で貫かれたものです...
読書

呪の思想

白川静、梅原猛の「呪の思想 対談」(平凡社) 白川静と梅原猛。この現代日本を代表する二人の碩学が、古代中国を語ったものです。中国の古代史については、全く興味がなかったのですが、やはりこのふたりが語る中国はめっぽう面白く、ちょっと興味が沸いて...
アート

生首に聞いてみろ

法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」(角川書店) 著名な彫刻家の娘が殺され、警視正の父を持つ作家の法月綸太郎が事件解決に乗り出すというお話です。探偵という職業が物語りの中でリアリティーを持ちえた横溝正史の時代とは異なり、今の時代に一般人が事件解...
読書

複数の古代

今日は登山グループで黒斑山に登る日だったのですけど、直近の浅間山が噴火したので、篭ノ登山に変更。でも結局前線が近づいたため、残念ながら中止(涙)。 北京五輪でブログを更新してないけど、本は相変わらず読んでました。1冊は久しぶりに古代史物の本...
読書

芸術立国論

金沢で主に読んでいた本が、平田オリザの「芸術立国論」(集英社新書)でした。 以前金沢の21世紀美術館の館長だった蓑豊が書いた「超・美術館革命」なる本の影響もあって、今回金沢に行ってきたのですが、金沢には21世紀美術館だけでなく、歴史を含めた...
読書

日本の10大新宗教

早めに夏休みをとり、金沢に行ってきました。結構、暑かったです。旅行中、2冊本を読みました。既に読み始めていた1冊が、島田裕巳の「日本の10大新宗教」(幻冬舎新書)です。 僕は一時杉並の堀の内にあった独身寮にいたことがあるのですが、そこから環...