情報は一冊のノートにまとめなさい

奥野宣之の「情報は一冊のノートにまとめなさい」(Nanaブックス)

図書館から借りている本を読んでしまったので書店をのぞいていたら、ノートに手書き風文字という装丁に引かれて買ってしまいました。

中身は情報の蓄積、整理術なのですが、それに対する基本的な考え方が合理的なので、結構面白かったです。簡単に言うと、100円で売っているA6ノートに仕事、プライベートかかわりなく、ただ日付と見出しをつけるだけで、時系列でメモを箇条書きにしていく。それだけです。

要するに、構造化とか図示とか分類とかをしない。なぜなら必ず破綻するから。これって著者も意識していますが、グーグルの考え-情報は単に詰め込んで、検索で使えるものにする-と同じです。一世を風靡した「超整理法」とも相通じるものがあります。

最後のところは大量にたまるノートの索引の作り方になり、そこで初めてパソコンの利用が出てきます。現段階のPCや携帯電話の機能からいって、これはおそらく最も合理的な方法のひとつだと思います。

で、僕がA6のノートを活用したいかというと、実はそうではないです。実用的でないかもしれないけど、携帯電話とパソコンを最大限に利用するやり方の方が楽しいからです。つまりノートを取ることより、電子的なシステムの構築の方にずっと興味があるのです。もちろん、その場合でもこの本の知見は有効だと思います。

あと、感心したのは、この本の文章の分りやすさ、構成の巧みさです。奥野宣之の最初の著作だそうですが、ここまで読みやすい文章を書ける人は中々いません。才能ある人だと思いました。

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